フロントカメラ選びのポイント
- モニターとの接続
- 映像表示方法
- カメラサイズ(形状)
- 視野角
- 複数モード
- 画質
次項で、各項目ごとにもう少し詳しく解説します。
モニターとの接続
後述の映像表示方法とも関わってきますが、フロントカメラ単体で利用することは少なく、バックカメラと組み合わせて利用することが多いため、映像入力端子が1系統しかない場合にどう処理するかがポイントになります。
そこで映像入力端子が1系統しかない場合は、AVセレクター(スイッチャー)をモニターとカメラの間に入れて対応します。
映像入力端子が2系統あり、モニターにバックギア連動機能が付いていれば、それぞれに接続して利用する方法もあります。
映像表示方法
バックカメラの映像とフロントカメラの映像をどのように切り替えて表示させるか?
フロントカメラの映像を常時表示させておいて、バックの際はリアカメラの映像に切り替えたり、スイッチを押した場合にフロントカメラの映像を表示させたり、取り付ける機種や組み合わせるカメラの種類によって変わってきます。
フロントカメラ、サイドカメラ、リアカメラを一つのモニターにて対応する場合は、各カメラの操作特性やモニターの機能などを考慮する必要があります。
駐車場等で切り返す時などは、自動的にバックとフロントが切り替わるのが理想。
カメラサイズ(形状)
バンパーの形状などによっては、フロントカメラを取り付ける位置に困る車種もあります。場合によってはフロントバンパーを加工する必要も…。
ですのでフロントカメラは出来るだけ小さいに越したことはありません。
製品によっては、ナンバープレートを固定するネジを活用したり、ナンバープレート下に取り付けられるステーが付属していたり、色々と工夫はされていますが、できるだけ高い位置に取り付けたほうが状況把握しやすくなります。
(車種や製品などにもよる)
また、2009年(平成21年)1月1日以降に登録された自動車の場合、取道路運送車両法の外装の技術基準を満たしている商品であることが重要で、取り付け位置が制限される場合もあります。
視野角
フロントカメラが活躍する状況として、見通しの悪い交差点があります。その際に重要となってくるのが、視野角です。
出来るだけ大きい方が、見える範囲が広くなるので機種選択の際は気にしてみましょう。
また後述する複数モードで、状況(見たい場所)に応じて、アングルを変える機能も要チェックです。
複数モード
アルパインやカロッツェリアのフロントカメラは、映像表示を状況に応じて使い分け出来るように、複数のアングルをボタン等で切り替えられる機能を搭載しています。
フロントサイドモード(コーナービュー)やワイドモード(パノラマビュー)など。
※カロッツェリアは、特定のナビと接続して使用。
画質
暗い場所、逆光など様々な状況下でも鮮明な映像であることが理想です。
完璧な製品は見つからないかもしれませんが、できるだけ性能が高いカメラを選びたいです。