マルチビューカメラCMOS-310の表示映像/フロントカメラ
マルチビューカメラCMOS-310を、フロントカメラとして用いた際の表示映像です。
確認できる範囲(視野)
CMOS-310の主な定格では、画角について、水平( 約190°)、垂直( 約151°)と記載されています。
どのような映像を得られるのか?
フロントカメラとして使用した場合もバックカメラ同様、「スーパーワイドビュー」「ワイドビュー」「俯瞰ビュー」「コーナービュー」「PinPビュー」の5モードを手元のボタンで切り替えて表示することが出来ます。
フロントカメラ取り付け位置は、車両中央線より僅かに左側ですが、全体的な画像を見る限り、モニターに映る映像(スーパーワイドビュー)では、ほぼ対象のように見えます。
前方の死角
車両前方の死角は、CMOS-310を取り付けたことにより、どの程度まで減るか?
被写体に、おおよそ高さ33cm、横幅25cmの人形を用いて検証してみます。
↓車両前方(右隅)に被写体を置いた時のモニター映像。
▼スーパーワイドビュー
▼ワイドビュー
▼俯瞰ビュー
いずれのビューモードでも被写体を確認できます。
ただいずれの画像でも被写体の足元付近は映っていません。
これはカメラ取り付け位置が、フロントバンパーよりも後ろ側に付いていることによる影響で、取り付け位置を変更することで、改善は可能です。
▼参考ページ
↓車両前方(左隅)に被写体を置いた時のモニター映像。
▼スーパーワイドビュー
▼ワイドビュー
▼俯瞰ビュー
いずれのビューモードでも被写体を確認できます。
基本的には右隅と同様ですが、カメラ取り付け位置が車両中心よりも僅かに左側となっているので、若干ですが映っている被写体の面積が多くなっています。
俯瞰ビュー並びにワイドビューについては、カメラ位置の設定(CMOS-310の機能)を変更することで調整はできると思います。
↓車両前方(中央)に被写体を置いた時のモニター映像。
▼スーパーワイドビュー
▼ワイドビュー
▼俯瞰ビュー
いずれのビューモードでも被写体を確認できます。
ただ右隅、左隅の画像同様に被写体の足元付近は映っていません。
理由は右隅の項を参照。
以上のことから総合的に判断すると、車両前方の死角は、皆無とまでは言えませんが、概ね解消されていると言って良いでしょう。
またこの被写体サイズで、僅かに死角が残る程度なので、実用面を考えると、今の状態でも大きな問題はないと思います。
コーナーミラー(カーブミラー)的運用
左右の死角も十分に確認できます。
実際に色々なシーンで役に立っています。
勿論、役立たないシーンもあるので、その時々の判断で目視、カメラを上手く使い分けることが重要です。
コーナービューのほうが少しだけ被写体が大きく映りますが、映っている範囲という意味ではスーパーワイドビューとの差を感じません。
ですので、ほとんど利用していないのが現状です。
夜間(街灯等の明かりが無い状況)
CMOS-310の定格には、最低照度の表記がありませんが、ヘッドライトの明かりだけでも前方にある障害物や周囲の状況を確認できます。また映像は夜間でもカラーとなります。